湿度が高いのは何%から?|ジメジメとカビの最強撃退法

日常
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とうとう日本の大部分で梅雨入り宣言がされましたね!
作物にとっては重要な季節ですが、生活するうえでは悩みが増えてしまうのが困りもの。

「なんだか部屋がジメジメする…」 「洗濯物が乾きにくいし、匂いも気になる…」

梅雨や夏の湿気が多い時期になると、多くの人がこんな悩みを抱えますよね。
私も、ちょっと油断すると手入れをサボった靴やカバンにカビが…なんて経験もあります。

そして個人的には湿度が高い環境にいると痒みが出てしまうので、それが高湿度の指標のひとつに
なっています。

ところで、この「湿度が高い」って、具体的に何パーセントからを指すかご存知ですか?

感覚的には「ジメジメしたら」なんですけど、実は明確な目安があるんです。

この記事では、そんなあなたのモヤモヤをスッキリ解決します!

  • 「湿度が高い」の具体的な数値
  • 湿度が高いと、なぜヤバいのか?(健康や家への影響)
  • 今日からすぐできる、効果的な湿気対策

この記事を読み終える頃には、あなたも「湿度コントロールの上級者」になっているはず。

快適な空間を取り戻して、ジメジメした季節を気持ちよく乗り切りましょう!


はじめに:結論、湿度は60%からが要注意!

さっそく結論からお伝えしますね。

私たちが「湿度が高いな」と感じ始め、カビやダニなどの問題が起こりやすくなる目安は、ずばり湿度60%です。

え、60%って意外と低くない?と思った方もいるかもしれません。

一般的に、人が快適に過ごせる湿度は40%~60%と言われています。

つまり、60%は快適ゾーンの上限ギリギリ。

ここを超えると、徐々に不快な世界に足を踏み入れてしまう、というわけなんです。

湿度レベル人や住環境への影響
~40%乾燥気味。肌や喉が乾燥し、インフルエンザウイルスなどが活発に。(低すぎ)
40%~60%人が快適に感じ、カビやウイルスの活動も抑制される理想的な範囲。(快適ゾーン)
60%~ジメジメとした不快感。カビやダニが活発になり始める。(要注意!)
80%~カビやダニが爆発的に増殖。熱中症や食中毒のリスクも急上昇。(危険!)

このように、湿度60%は快適と不快を分ける重要なボーダーライン。

まずはご自宅に湿度計を置いて、「今、何パーセントなのか?」をチェックすることから始めてみるのがおすすめです♪


1. 【要注意】湿度60%以上で起こる5つの深刻なデメリット

「まあ、ちょっとジメジメするくらい我慢すればいいか」なんて思っていたら、実は大変なことになるかもしれません。

湿度60%超えの世界で起こりうる、5つの深刻なデメリットを具体的に見ていきましょう。

1-1. 健康への影響①:熱中症のリスクが急上昇

「熱中症って、気温が高いとなるものじゃないの?」と思いますよね。

もちろんその通りですが、実は湿度も大きく関係しています。

私たちは汗をかくことで、その汗が蒸発する(気化熱)ときに体の熱を奪い体温を下げています。

でも、湿度が高いと空気中の水分量が多すぎて、汗がなかなか蒸発できないんです。

結果として、体に熱がこもってしまい、気温がそれほど高くなくても熱中症になる危険性がグッと高まります。

環境省も、気温だけでなく湿度や日差しなどを考慮した「暑さ指数(WBGT)」という指標で注意を呼びかけています。
同じ気温でも、湿度が高い日の方が指数は高くなるんです!

【ワンポイント✅️】
「喉が渇く前にこまめな水分補給」とよく言われます。
湿度が高い日は「ジメジメしてきたなと感じたら、意識的に休憩と水分補給」を心がけましょう。

1-2. 健康への影響②:カビ・ダニの繁殖とアレルギー症状

これ、本当に深刻な問題です…。
ジメジメした環境は、カビやダニにとって天国のような場所。

  • カビ: 湿度60%を超えると活動を始め、80%を超えると一気に増殖!
  • ダニ: 湿度60%~80%の環境を最も好み、繁殖します。

これらのカビの胞子やダニの死骸・フンは、アレルギー性鼻炎、気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎などを引き起こしたり、悪化させたりする原因(アレルゲン)になります。

【口コミあるある📢】
「梅雨の時期になると、子どもの咳が止まらなくなる…」
「押し入れの奥から出した布団が、なんだかカビ臭くてくしゃみが止まらない…」

こんな経験、ありませんか?
もしかしたら、それは湿気が原因で増えたカビやダニの仕業かもしれません。

1-3. 不快指数と体感:ジメジメ感や体臭の原因に

理屈はわからなくても、誰もが体感しているのが「不快感」ですよね。

汗が蒸発しにくいので、肌はベタベタ。なんだか体もだる重く感じます。

気象庁が使う「不快指数」という言葉を聞いたことがありますか?

これは気温と湿度から計算される体感温度のようなもの。

一般的に不快指数が75を超えると約半数の人が、80を超えるとほとんどの人が不快に感じる
言われています。

例えば、

  • 気温30℃・湿度50% → 不快指数79
  • 気温27℃・湿度70% → 不快指数77

気温が低くても、湿度が高いだけで不快指数は上がってしまうんです。

さらに、汗が乾きにくい環境では雑菌が繁殖しやすく、体臭や部屋の嫌なニオイの原因にもなります。

1-4. 住まいへのダメージ:結露、カビ、建材の劣化

湿気は、私たちの健康だけでなく、大切な住まいにもダメージを与えます。

代表的なのが「結露」です。

室内の湿った空気が、冷たい窓ガラスや壁に触れることで水滴に変わる現象ですね。
この結露を放置すると、窓のサッシやカーテン、壁紙に黒カビがびっしり…なんてことに。

さらに怖いのは、壁の内部で結露が起こる「内部結露」です。

目に見えないところで、家の柱や土台といった構造部分が湿気で腐り、家の寿命を縮めてしまうことさえあるんです。

「うち、冬は結露するけど夏は大丈夫」と思っている方も要注意!

夏型の結露もあるので、年間を通した対策が理想です。

1-5. 食中毒のリスク:細菌が繁殖しやすい環境に

見落としがちですが、食中毒のリスクも高まります!
多くの食中毒菌は、気温20℃以上、湿度70%以上の環境で活発に増殖を始めます。

まさに、日本の梅雨から夏にかけての気候ですよね。

調理器具についたわずかな菌が、あっという間に増えてしまう可能性もあります。

特にキッチンは、調理の湯気などで家の中でも湿度が高くなりやすい場所。
まな板や布巾の衛生管理には、いつも以上に気を配る必要があります。


2. なぜ私の部屋は湿度が高い?主な原因をチェック

「対策はしたいけど、そもそもなんでこんなに湿気がすごいの?」
その原因を知ることで、対策もより効果的になります。

原因は大きく3つに分けられます。

2-1. 季節的な要因:避けられない日本の気候

これはもう、日本の宿命とも言えますね。

  • 梅雨(6月~7月)
    太平洋高気圧の縁をなぞるように、暖かく湿った空気が流れ込むため、湿度が高くなります。
  • 夏(8月)
    高温多湿な太平洋高気気圧に覆われ、気温も湿度も高くなります。
    ゲリラ豪雨も湿気を増やす原因に。
  • 秋の長雨・台風(9月~10月)
    秋雨前線や台風が、大量の湿った空気を運び込んできます。

こうした季節は、外自体が湿気の供給源になっているので、どうしても室内の湿度は上がりやすくなってしまいます。

2-2. 生活習慣に潜む原因:毎日の行動を見直そう

実は、室内の湿気を増やしている一番の原因は、私たち自身の生活習慣にあることが多いんです。

【驚きのデータ👀】

  • 洗濯物の部屋干し
    例えば4人家族の洗濯物(約5kg)を部屋干しすると、約3リットルの水分が空気中に放出されると言われています。
    2Lのペットボトル1.5本分と考えると、すごい量ですよね!
  • 人の呼吸や汗
    なんと 大人1人が寝ている間に放出する水分量は、一晩でコップ1杯分(約200ml)にもなるそうです。家族4人なら約800ml!
  • 調理や入浴
    パスタを茹でたり、お風呂にお湯を張ったり。こうした湯気も大量の水分を室内に供給します。
  • 観葉植物
    植物は葉から水分を蒸散させるため、癒やしを与えてくれると同時に湿度の原因にもなります。
  • 石油・ガスファンヒーター
    燃焼時に水蒸気を発生させるため、冬場の暖房器具が結露の原因になることもあります。

心当たり、ありませんか?

こうした日々の何気ない行動が、湿気をどんどん室内に溜め込んでいるんです。

2-3. 住環境による原因:家の構造も関係

お住まいの環境も、湿度の高さに影響します。

  • 気密性の高いマンションや住宅
    最近の住宅は、冷暖房の効率を上げるために気密性が高く作られています。
    これは省エネの観点では素晴らしいことですが、一方で空気の逃げ道がなく、湿気がこもりやすいという側面も持っています。

    「昔の家は隙間風があって寒かった」と言いますが、その隙間が自然な換気口の役割を果たしていたんですね。
  • 日当たりや風通しの悪さ
    1階の部屋や、窓が少ない部屋、北向きの部屋などは、どうしても湿気が溜まりやすくなります。また、家具を壁にピッタリつけていると、その裏側に空気が流れず、カビの温床になることも。

3. 【今日からできる】湿度を下げるための効果的な対策9選

お待たせしました!ここからは、ジメジメを解消するための具体的な対策をご紹介します。

「基本」「アイテム活用」「生活習慣」の3つに分けて解説するので、できそうなものからぜひ試してみてください。

まずは、お金をかけずに今すぐできる、最も重要で基本的な対策からご紹介します!

3-1. 換気:最も重要でコストゼロの対策

何よりもまず、「換気」です。これが湿気対策の王様!

溜まった湿気を外に追い出し、新鮮な空気を取り入れる。
シンプルですが、一番効果があります。

<効果的な換気の方法>

  • 基本は「空気の通り道」を作ること
    窓を1ヶ所開けるだけでは、空気は効率よく流れません。対角線上にある2ヶ所の窓やドアを開けて、部屋全体に風が通るようにしましょう。
  • 窓が1つしかない場合
    部屋のドアを開け、扇風機やサーキュレーターを窓の外に向けて回し、強制的に室内の空気を外に出しましょう。
  • 時間は5分~10分でOK
    長時間開けっ放しにする必要はありません。1日数回、こまめに行うのが効果的です。
  • 24時間換気システムは常にON
    2003年以降に建てられた家には設置が義務付けられています。電気代が気になるかもしれませんが、湿気や化学物質を排出する重要な役割があるので、基本的には止めないようにしましょう。

    ここでふとした疑問・・・

   Q. 雨の日に換気したら、余計に湿気が入ってきちゃうんじゃない?

   A. 基本的には、雨の日でも換気した方が効果的です。

   というのも、部屋干しや人の活動で、室内の湿度は外気よりも高くなっていることが
ほとんどだからです。
 
   風があれば、短時間でも窓を開けて空気を入れ替えることをおすすめします。
 
   ただし、風がまったくなく、外が土砂降りで室内より明らかに湿度が高い場合は、無理に
窓を開けず、後述するエアコンの除湿機能などを使いましょう。

3-2. 湿度計の設置:まずは「見える化」から

「なんとなくジメジメする」という感覚だけに頼らず、湿度計で数値を「見える化」しましょう。

客観的な数値が分かれば、対策の効果も確認できますし、適切なタイミングで換気や除湿を行う目安になります。

最近は、温度と湿度、時計がセットになったデジタル式のものが1000円~2000円程度で手に入ります。

まずはリビングや寝室など、長時間過ごす場所に1つ置いてみてはいかがでしょうか。
木目調が可愛いこんな湿度計もありますよ。

【アイテム活用で効率アップ】
 基本の対策と合わせてアイテムを使えば、湿気対策はもっと楽に、もっとパワフルになります。

3-3. 除湿機:パワフルに湿度を下げる

湿気対策の頼れるエース、それが「除湿機」です。
特に洗濯物を部屋干しすることが多いご家庭では、一台あると本当に便利。

除湿機には主に2つのタイプがあります。ご自身のライフスタイルに合ったものを選びましょう。

タイプコンプレッサー式デシカント(ゼオライト)式
仕組み空気を冷やして湿気を水滴に変える(エアコンの除湿と同じ)乾燥剤で湿気を吸着し、ヒーターで温めて水に変える
長所・梅雨~夏場にパワフル
・消費電力が少ない(電気代が安い)
・室温が上がりにくい
・秋~冬場など気温が低い時期もパワフル
・軽量でコンパクトなモデルが多い
短所・冬場は除湿能力が落ちる
・運転音が大きい傾向
・ヒーターを使うため室温が上がる(夏は暑い)
・消費電力が大きい(電気代が高い)
おすすめな人・主に梅雨や夏に使いたい人
・電気代を抑えたい人
・年間を通して使いたい人
・冬場の結露対策にも使いたい人

Q. コンプレッサー式とデシカント式、結局どっちを選べばいいの?

A. 主に使う季節で選ぶのがおすすめです。
 ・梅雨~夏がメインなら「コンプレッサー式」
冬の結露対策など、年間通して使いたいなら「デシカント式」

最近は、両方の良いとこ取りをした「ハイブリッド式」もありますが、価格は高めです。
まずはご自身の主な用途を考えてみてくださいね。

3-4. エアコンの除湿(ドライ)機能:手軽で効果的

「除湿機を置く場所がない…」という方でも、エアコンがあれば大丈夫。
ほとんどのエアコンについている「除湿(ドライ)」機能を活用しましょう。

エアコンの除湿には、主に「弱冷房除湿」と「再熱除湿」の2種類があります。

  • 弱冷房除湿: 弱い冷房をかけながら湿度を取る方法。
           室温も少し下がるので、蒸し暑い夏におすすめ。
           電気代は冷房とあまり変わりません。
  • 再熱除湿: 湿気を取って冷たくなった空気を、一度暖め直してから部屋に戻す方法。
         室温を下げずに除湿できるので、肌寒い梅雨の時期などに最適です。
         ただし、暖める工程が入る分、電気代は高めになります。

ご自宅のエアコンがどちらのタイプか、リモコンや説明書で確認してみてください。

賢く使い分けることで、快適さが格段にアップしますよ。

3-5. 扇風機・サーキュレーター:空気の循環でカビ予防

扇風機やサーキュレーターは、直接湿度を下げるわけではありません。
しかし、空気を循環させることで、湿気が一箇所に溜まるのを防ぎ、カビの発生を抑えるのに絶大な効果を発揮します。

  Q. 扇風機とサーキュレーターって、何が違うの?

  A. 風の飛び方が違います。

  ・扇風機: 人が涼むためのもの。広く、やわらかい風を送ります。

  ・サーキュレーター: 空気を循環させるためのもの。
             直線的で、遠くまで届くパワフルな風を送ります。

湿気対策や部屋干しには、部屋全体の空気をかき混ぜられるサーキュレーターの方がより効果的
です。

<効果的な使い方>

  • エアコンや除湿機と併用し、部屋全体に乾いた空気を送る。
  • 部屋の隅やクローゼット、壁際など、空気がよどみやすい場所に向けて風を送る。
  • 換気をする際に、窓の外に向けて回し、室内の空気を排出する手助けをする。

3-6. 除湿剤・重曹:ピンポイントな湿気対策

クローゼットや押し入れ、靴箱、シンクの下といった、空気がこもりやすい狭い空間には、置き型の除湿剤が便利です。

タンクに水が溜まるタイプや、シートタイプなど様々な種類があります。

また、エコな暮らしを実践している方には「重曹」もおすすめです。

空き瓶や小皿に重曹を入れて置いておくだけで、湿気を吸ってくれます。
湿気を吸って固まってきたら、掃除用のクレンザーとして再利用できるのも嬉しいポイント
ですね。

【生活習慣の見直し】
 アイテムに頼るだけでなく、湿気を生まない生活習慣を身につけることも大切です。

3-7. 洗濯物の部屋干しの工夫

部屋干しは避けられない…という方も多いはず。少しの工夫で乾き方が全く違います。

  • 干す場所: できるだけ風通しの良い、部屋の中央付近に干す。カーテンレールに干すのは、窓の結露やカーテンのカビの原因になるのでNGです。
  • 干し方: 洗濯物同士の間隔は、こぶし一つ分以上あける。「アーチ干し(両端に長いもの、中央に短いものを干す)」をすると、空気の通り道ができて乾きやすくなります。
  • アイテム活用: 扇風機やサーキュレーターの風を直接当てる。除湿機があるなら、その真上で干すのが最強です。

3-8. 入浴後・調理後は「すぐ換気」を徹底

お風呂に入った後、ドアを開けっ放しにしていませんか?

これでは、浴室の大量の湿気が脱衣所や他の部屋に流れ込んでしまいます。

入浴後は、ドアをしっかり閉めて、浴室の換気扇を最低でも2~3時間は回しましょう。
壁や床についた水滴をスクイージーやタオルで拭き取っておくと、さらに効果的です。

料理中も同様に、必ず換気扇を回す習慣をつけましょう。

3-9. 家具の配置を見直す

クローゼットやタンス、ベッドなど大きな家具は、壁にピッタリつけて置かないようにしましょう。

壁から5cm~10cmほど離すだけで、空気の通り道ができ、家具の裏側に湿気がこもってカビが生えるのを防ぐことができます。


4. 【場所別】お部屋ごとの湿気対策マニュアル

家の中でも、特に湿気が溜まりやすい場所があります。
場所ごとの特徴に合わせた対策で、家中のジメジメを撃退しましょう!

4-1. リビング

  • お悩み: 家族が集まるので人の熱気や呼吸で湿度が上がりやすい。
  • 対策: エアコンの除湿機能とサーキュレーターの併用が基本。
        サーキュレーターは、エアコンの対角線上に置き、エアコンに背を向けるようにして
        部屋全体に風を送ると効率的です。

4-2. 寝室

  • お悩み: 寝汗で布団やマットレスが湿気を吸い込みやすい。
  • 対策:
    • 朝起きたら、掛け布団はすぐに畳まず、めくってしばらく放置し、湿気を飛ばす。
    • ベッドを壁から少し離して置く。
    • すのこベッドや除湿シートを活用して、マットレスの下の風通しを良くする。

4-3. クローゼット・押し入れ

  • お悩み: 空気の流れが全くなく、カビの巣窟になりがち。
  • 対策:
    • 服や布団を詰め込みすぎず、7~8割程度の収納を心がける。
    • 定期的に扉を開け、サーキュレーターで風を送り込む。
    • すのこを下に敷いたり、壁際に立てかけたりして空気の通り道を作る。
    • 置き型の除湿剤を設置する。(下の隅に置くのが効果的)

4-4. キッチン

  • お悩み: 調理の湯気や洗い物で、家の中でもトップクラスに湿度が高い場所。
  • 対策:
    • 調理中は必ず換気扇を回す。「弱」でも良いので、常に回す癖をつける。
    • シンク下の収納には、除湿剤や重曹を置く。
    • 使い終わったスポンジや布巾は、しっかり水気を切って乾かす。

4-5. 浴室・洗面所

  • お悩み: 常に水気があり、湿気の発生源。
  • 対策:
    • 入浴後は必ず換気扇を回し、ドアを閉める。
    • 出るときに冷たいシャワーで壁や床全体を流すと、浴室の温度が下がり湯気が収まりやすくなる。
    • 壁や床の水滴をスクイージーで切っておくと、カビ予防に絶大な効果あり。

【補足情報】冬も油断禁物!「結露」による高湿度

「ジメジメ対策って、夏だけ頑張ればいいんでしょ?」と思われがちです。
しかし、実は冬にも湿度の罠が潜んでいます。

それが「結露」です。

冬は空気が乾燥しているのに、なぜ結露が起きるのでしょうか?

それは、外の冷たい空気で窓や壁が冷やされ、室内の暖かい空気に含まれる水分がそこで冷やされて水滴になるからです。

暖房で暖められた空気は、たくさんの水分を含むことができます。
加湿器を使ったり、室内で鍋をしたりすると、室内の水分量はさらに増えます。

この水分が、冷たい窓で水滴となって現れるのです。

この結露を放置すれば、夏と同じようにカビの原因になります。

冬場も、暖房や加湿器を使いつつ、定期的な換気で余分な湿気を外に逃がしてあげることが、一年を通して快適な家を保つ秘訣ですよ。


まとめ:快適湿度40~60%をキープして、健康で心地よい毎日を

長い時間お付き合いいただき、ありがとうございました!

最後に、今回のポイントをもう一度おさらいしましょう。

  • 「湿度が高い」の目安は60%から。 快適ゾーンは40%~60%。
  • 湿度60%超えは危険信号! 「熱中症」「カビ・ダニ」「不快感」「家の劣化」「食中毒」など、デメリットだらけ。
  • 湿度の原因は「季節」「生活習慣」「住環境」 にあり、特に部屋干しや人の呼吸など、室内での水分発生量が大きい。
  • 対策の王様は「換気」。 2ヶ所の窓を開けて空気の通り道を作るのが基本。
  • 「除湿機」「エアコン」「サーキュレーター」 などのアイテムを賢く使って効率アップ。
  • 場所ごとに合った対策 で、家全体のジメジメを解消しよう!

たくさんの対策をご紹介しましたが、全部を一度にやろうと気負わなくても大丈夫です!
まとめていた私も全然できていません。

まずはご自宅に湿度計を一つ置いてみて、「あ、今70%だから換気しようかな」「寝る前にサーキュレーターを回しておこう」といったように、できることから一つ、始めてみませんか?

その小さな一歩が、あなたとご家族の健康、そして大切なお住まいを守ることに繋がります。

先ほど湿度計を見たら73%でした…さっそく、取り組めることから対策していきたいと思います♪
ぜひ皆さんもご一緒に!

ジメジメした季節にサヨナラして、カラッと快適な毎日を手に入れましょう!

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