梅雨明けのニュースが入るようになりましたね。
6月というのに真夏日が多く、気温は高いし、湿度も高いし、おまけに日差しも強い!
夏に向かってそろそろ本気で考えたいのが紫外線対策。
お肌のためにも、そして何より快適に過ごすためにも、お出かけの必須アイテムといえば、そう!
「日傘」。もう日傘がないと外に出られないくらい、私にとっては救世主です。
でも、いざ新しい日傘を選びにお店に行くと、色もデザインもたくさんあって、
「白と黒、結局どっちがいいんだろう?」
「涼しいのがいいけど、ちゃんとUVカットしてくれるのかな?」
「機能はもちろん大事だけど、自分のスタイルに合わないのはイヤだし…」
なんて、売り場でフリーズしちゃうこと、ありませんか?
ただ日差しを避けるだけじゃなくて、持っていて心ときめくような、お気に入りの一本を選びたいですよね!
この記事では、そんな日傘選びのモヤモヤをスッキリ解決します!
科学的な根拠に基づいた「本当に効果的な色の組み合わせ」から、おしゃれも機能も妥協しない、今のあなたにぴったりの一本を見つけるための具体的な選び方まで、ぎゅっと詰め込みました。
もう日傘選びで失敗しない!
この記事を読み終わる頃には、自信を持ってお気に入りの日傘を選べるようになっているはず。
今年の夏は、心強い相棒と一緒に、もっと快適にお出かけを楽しみましょう♪
1. 【結論】一番効果的な日傘は「外側が白、内側が黒」!
いきなり結論から言っちゃいますね。
もし「とにかく効果を最優先したい!」と思うなら、選ぶべき日傘の最強の組み合わせは、ずばり「外側が白(やシルバーなどの淡い色)で、内側が黒(や紺などの濃い色)」です!
「え、どうして!?」って思いますよね。
その理由は、私たちが戦うべき相手が「太陽からの直射日光」と「地面からの照り返し」という、2つの方向からやってくるからなんです。
- 外側の白(淡い色)
太陽からの光や熱を「反射」して、傘自体の温度が上がるのを防いでくれる。まさに、太陽光を跳ね返す「盾(たて)」の役目です。 - 内側の黒(濃い色)
地面や建物から反射して、傘の内側に入り込んでくる紫外線や光を「吸収」してくれる。下からの攻撃をキャッチしてくれる「網(あみ)」のようなイメージですね。
こんな風に、上からも下からも、ダブルでガードしてくれるのが「外が白、内が黒」の組み合わせ。
これが、日傘の効果を最大限に引き出すための、理想の配色なんです。
2. 日傘の色のウソ?ホント?よくある疑問を徹底解説!
最強の組み合わせはわかったけど、それでもやっぱり色々な疑問が浮かんできますよね。
「じゃあ、黒い日傘はやっぱりダメなの?」とか。
ここでは、そんな日傘の色に関する”よくあるギモン”を、Q&A形式でスッキリ解決していきましょう!
Q1. 「黒い日傘はUVカット効果が高いけど、暑い」って本当?
これ、日傘の話題になると必ずと言っていいほど出てくる説ですよね。 半分ホントで、半分はちょっとニュアンスが違います。
まず「暑い」という部分。これは、残念ながらホントです。 理科の授業で習ったのを、なんとなく覚えている方もいるかもしれませんが、色は光の「吸収」と「反射」に関係しています。
- 黒い色: 光を吸収する性質がある
- 白い色: 光を反射する性質がある
太陽の光(熱)をぐんぐん吸収してしまう黒い日傘は、傘自体の生地の温度が上がりやすくなります。実際に、炎天下で黒い布と白い布の表面温度を測ると、黒い方が10℃以上も高くなるという実験データもあるほど。
だから、「黒い日傘は暑く感じる」というのは、その通りなんです。
じゃあ「UVカット効果が高い」というのは? これは、「色が黒いからUVカット効果が高い」わけではなくて、「UVカット効果が高い日傘に、たまたま黒い色が多かった」というのが、より正確な表現かもしれません。詳しくは次のQ2でお話ししますね。
【まとめ】
黒い日傘は太陽の熱を吸収しやすいため、涼しさ(遮熱性)を求めるなら、外側の色は白っぽい方が有利です。
Q2. 「白い日傘は涼しいけど、紫外線を通しやすい」って本当?
では逆に、白い日傘についてのこの説。 実はこれ、今の日傘においては「大きな誤解」なんです!
昔の、UVカット加工がされていないただの「布」だった時代は、生地が厚く、色が濃い方が紫外線を通しにくい、というのはありました。
でも、今の時代に売られているほとんどの「日傘」は、生地の色に関係なく、UVカット効果のある特殊な加工が施されています。
具体的には、生地に「紫外線吸収剤」や「紫外線散乱剤」をコーティングしていて、これらが紫外線をブロックしてくれているんですね。
だから、私たちがチェックすべきなのは、生地の色ではなくて、商品についているタグの表示!
- 「UVカット率(紫外線遮蔽率)99%以上」
- 「遮光率99.99%以上(1級遮光)」
こんな風に書かれているものを選べば、たとえ傘の外側が白やパステルカラーでも、紫外線からしっかりお肌を守ってくれるんです。安心してくださいね。
【まとめ】
日傘のUVカット性能は、色ではなく「UVカット加工」で決まります。判断基準は、商品の「機能性の表示」を見る!
Q3. 内側の色が「黒」だと、どんないいことがあるの?
ここが意外と見落としがちで、でも美肌を目指すならすっごく大事なポイント! 「どうせ傘の中だし、内側の色なんて何でもいいでしょ?」と思っていたら、もったいないです!
私たちが気をつけたい紫外線は、太陽からまっすぐ降り注ぐものだけじゃないんです。 そう、地面からの「照り返し」です。
気象庁のデータによると、紫外線の反射率はこんな感じ。
場所 | 紫外線の反射率(目安) |
新雪 | 80% |
砂浜 | 10~25% |
アスファルト | 10% |
水面 | 10~20% |
草地・土 | 10%以下 |
(出典:気象庁「紫外線の性質」のデータを基に作成)
普段私たちが歩いているアスファルトでも、約10%もの紫外線が反射しているんです。
この照り返された紫外線が、傘の内側で乱反射して、顔や首に当たってしまう…。
考えただけでも恐ろしいですよね。
ここで活躍するのが、「内側が黒い日傘」なんです。 黒は光を吸収する性質があるので、下から入り込んできた照り返しを、傘の内側でしっかりキャッチしてくれます。

実際に、内側が明るい色の傘を使ったことがある方なら、経験があるかもしれませんが、なんだか顔の周りが「もわっ」と明るく感じて、眩しい時がありませんか?
あれは、傘の内側がレフ板のようになってしまっている証拠。
内側が黒い日傘は、その眩しさをぐっと抑えてくれるので、目にも優しいんですよ。
【まとめ】
内側を黒にすることで、地面からの照り返し紫外線を吸収し、顔や首をガード!眩しさも軽減してくれて、一石二鳥。
3. もう迷わない!日傘選び3ステップ
さて、色の秘密がわかったところで、いよいよ実践編です!
たくさんの日傘の中から、あなたにとってベストな一本を見つけるための、具体的な3ステップをご紹介します。
この順番でチェックしていけば、もう迷うことはありません!
Step1:まずはここをチェック!「機能性」のラベルを確認
デザインに目が行く前に、まずはタグを裏返して機能性をチェック!
ここには大事な情報が詰まっています。特に見てほしいのはこの3つ。
用語 | どんな意味? | おすすめの基準 |
遮光率 | 光(可視光線)を遮る割合のこと。これが高いほど日陰が濃くなり、涼しく感じる。 | 99.99%以上(1級遮光、完全遮光と書かれているもの) |
UVカット率 | 紫外線を遮る割合のこと。日焼け防止に最も重要。 | 99%以上 |
UPF | 衣類の紫外線保護指数のこと。オーストラリアなどで使われる世界基準。 | 50+ (これが最高値です) |
最近の日傘はほとんどが高機能ですが、この3つの基準をクリアしているものを選ぶと、まず間違いありません。 「完全遮光」「1級遮光」と書かれた日傘の、あの濃い影に入ると「守られてる…!」って感じがして、安心感が違いますよ。
Step2:効果を最大化する「色」の組み合わせを選ぶ
機能性をクリアしたら、次はいよいよ「色」です。 ここでおさらい。効果を最優先するなら…
【ベストな選択】
外側:白、シルバー、ベージュ、パステルカラーなど淡い色 内側:黒、紺など濃い色
【ベターな選択】
「どうしても外側はこの色がいい!」というお気に入りの色があるなら、それももちろんアリ!
Step1の機能性さえクリアしていれば、UVカット効果はしっかりあります。
ただ、その場合でも、内側だけは「黒」を選ぶのが断然おすすめです。
美肌と目のために、ぜひこだわってみてください。
Step3:心ときめく「デザイン」と「使いやすさ」で選ぶ
機能と色が決まったら、最後は一番楽しいデザイン選び! 毎日使うものだから、持っているだけで気分が上がる、お気に入りのデザインを選びたいですよね。
- 普段のファッションに合わせて
例えば上品なスタイルがお好きなら、さりげないフリルがついたものや、上品な刺繍が入ったデザインはいかがでしょう?
カジュアルなスタイルであれば、シンプルなものや遊び心があるデザインなどご自身のスタイルに合わせてコーディネートの一部にしてしまうのも素敵です。 - 持ち運びやすさも大事
意外と見落としがちなのが「重さ」。
デザインが素敵でも、重いとだんだん持ち歩くのが億劫になってしまいます。
目安として、500mlのペットボトル(約500g)より軽いものを選ぶと、バッグに入れても負担になりにくいですよ。最近は200g台の超軽量タイプもたくさん出ていて、私も愛用しています。 - 晴雨兼用は便利?
急な雨にも対応できる「晴雨兼用」。一つ持っていると、とっても便利ですよね。
ただ、メリット・デメリットもあるので、自分の使い方に合わせて選んでみてください。
メリット | デメリット |
・急な雨でも安心 | ・雨に濡れるとUVカット効果が少し落ちることがある |
・荷物が一つ減らせる | ・刺繍や特殊なデザインのものは雨に弱い場合も |
お気に入りの一本を長く使うなら「日傘専用」、利便性重視なら「晴雨兼用」と、2本持ちして使い分けるのも賢い選択かもしれませんね。
4. 大切な日傘を長く使うために【知っておきたいお手入れ方法】
お気に入りの一本を見つけたら、できるだけ長く、綺麗な状態で使いたいですよね。
ちょっとしたお手入れで、日傘の寿命はぐっと延びますよ。
- 使った後は必ず陰干し
濡れたまま畳むのは、カビや生地が傷む原因に。
雨で濡れた日はもちろん、汗や湿気を含むこともあるので、使った後は玄関などで広げて、しっかり乾かしてからしまいましょう。
雨で疲れて返ってくるとそのままにしてしまいがちなので、私も改めて気をつけなくては…。 - 汚れは優しく拭き取る
もし汚れてしまったら、水で薄めた中性洗剤をつけた布を固く絞って、ポンポンと優しく叩くように拭き取ります。ゴシゴシこするのはNGです。 - 定期的に防水スプレーを使用
特に晴雨兼用の傘は、使っているうちに撥水効果が落ちてきます。シーズン前や、雨で使った後などに、防水スプレーをかけておくと効果が長持ちしますよ。

5. まとめ
さて、今回は日傘の効果的な色の選び方から、具体的な探し方まで、たっぷりお話ししてきましたが、いかがでしたか?
最後に、もう一度だけ、日傘選びの大事なポイントをおさらいしましょう。
- 効果最強の組み合わせは「外が白、内が黒」
- UVカット効果は「色」でなく「加工」で決まる!タグの表示を信じよう
- 内側の「黒」は、照り返しと眩しさから守ってくれる大事な存在
- 選び方は「機能性→色→デザイン」の3ステップで!
自分にぴったりの日傘は、夏の強い日差しからあなたを守ってくれる、まるで「持ち歩ける木陰」みたいな、心強い相棒です。
これでもう、日傘売り場で迷うことはありませんね!
ぜひあなただけのお気に入りの一本を見つけて、今年の夏をもっと快適に、もっとおしゃれに楽しんでくださいね。
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